CONTRACTOR INITIATIVES

コントラクター部門の取り組み

飼料作物の栽培、堆肥の運搬・散布の作業受託や営農・技術指導等を中心に事業を展開しています。

鳥取県東部の循環型農畜産業を実践!

コントラクター部門では、鳥取県内の稲作農家と協力し、牛糞を発酵させて作った有機堆肥を土作りに有効活用し、休耕田や耕作放棄地で牛の餌となる飼料稲や飼料米を生産しています。牛の健康、環境保全、資源の循環、食料自給率の向上を考え、輸入だけに頼らない餌作りに取り組んでいます。

既存の農地集積バンク経由での土地確保に留まらず、直接稲作農家からの土地提供や紹介により耕作放棄地の未然防止、作業受託による労働力支援を実現しました。

『耕蓄連携』が進むことで酪農における雇用創出に留まらず、農業や関連する産業における雇用、つまり暮らしを守る波及効果が見込まれます。

飼料の自給生産と供給!

コントラクター部門は、平成13年に鳥取県初のコントラクター組織として誕生し、飼料用イネによるWCS生産をメインとした耕畜連携モデルを確立いたしました。

WCSによる粗飼料生産に加え、コーンサイレージやSGSなどの濃厚飼料の自給生産、供給も実施しています。

収穫・調製実績(2021年度)

飼料稲:173ha
飼料米:166ha
コーン:55ha

WCS(イネホールクロップサイレージ)生産

稲を刈り取ってロール状に成形!
フイルムでラッピング!
完成!

これまでとりちくでは、飼料イネ・飼料作物栽培、堆肥運搬散布、各種技術指導、集落営農支援、他地域コントラクター設立支援にまで至る、鳥取東部における地方の人々の暮らしや土地を守る作業を20年以上に渡り受託し続けて参りました。
20年以上に渡る自給飼料生産ノウハウを根幹に、食米、野菜などの栽培を行う耕種、また和牛肥育や養鶏などを含む畜産といった農業全てを、人的面、技術面で下支えする循環型農業のリーディングプレイヤーとして活躍しています。
これまで築いた基盤の上だからこそ実現できる「農業の自立」を新技術を導入し、機械化・集約化を武器に強力にリードします。

畜産大賞「地域畜産振興部門」で最優秀賞を受賞

コントラクター部門の一連の取り組みが認められ「農業・畜産の“センチュリープラン”」として、平成21年度の畜産大賞「地域畜産振興部門」で最優秀賞を受賞いたしました。さらに各部門の最優秀賞の中から1点選出される畜産大賞を受賞するなど、高い評価をいただいています。

飼料米を使った新しい飼料(SGS)作りへのチャレンジ

とりちくでは平成13年度より、食料自給率の向上及び輸入飼料の価格高騰に対する自給飼料の確保を目的に飼料用イネによるWCS生産・供給を進めて参りました。しかしながら輸入飼料価格の高止まりに加え、TPPによる安価な輸入牛肉との価格競争に備え、飼料用米を加水破砕処理したSGS(ソフトグレインサイレージ)の生産し、酪農および肥育牛に給餌しております。

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